11月の和風月名は「霜月(しもつき)」です。
この名前の由来はいくつかの説があります。
最も有力なのは、霜が降りる月を意味する「霜降月(しもふりつき)」が略されたという説です。
ほかにも、10月の「神無月(かんなづき)」が「上月」、11月を「下月」とする説や、
新嘗祭(にいなめさい)で収穫されたものを食すことから、「食物月(おしものつき)」が
略されたという説もあります。
「新嘗祭(にいなめさい)」とは、新穀などの収穫物を神々に供えて感謝し、
翌年の豊作を願う祭事です。
現在では、この日が11月23日の国民の祝日「勤労感謝の日」にあたります。
その前日の11月22日は「いい夫婦の日」です。
「11=いい」、「22=ふうふ」という語呂合わせからきています。
1988年(昭和63年)、バブル経済の最中に、国民にレジャーを楽しんでもらい
経済を活性化させるという政府方針を受け、財団法人余暇開発センター(現在の日本生産性本部)が
“夫婦で余暇を楽しむゆとりあるライフサイクル”を提案する目的で制定したそうです。
常に家のことを任せきりで、いつも支えてくれている妻に対して、
この日くらいは感謝の気持ちをきちんと伝えたいと思っています。
