溶接ってなんだろう?

溶接(ようせつ)ってなに?あのロボット達がパチパチ音を立ててるのは知ってるけど。何をしてるのか、よく解んないんだよね。

へー。ほとんどの車に溶接は使われてるんだぁ。乗用車にも働く自動車にも。という事はワゴンRにも!そりゃそうか。
なるほど、船や飛行機、電化製品、鉄を使ったあらゆるものに溶接は使われてるんだね。それは、ただ事ではない重要な技術だなぁ。

そうそう、ベルソニカでは、このロボット達がパチパチやってるんだよね。
へー、銅で出来てる「チップ」というこの指先みたいのでつまんで、電気を流して、鉄を溶かしてくっつけるんだぁ。「スポット溶接」って言うのね。電気を流してるから、たまにパチッとするんだね。中で出来る溶接部を「ナゲット」って言うんだって。なんだか美味しそうじゃなぁい?

鉄が溶ける1500度までにするには、約1万アンペア。携帯充電器が、おおよそ2アンペアだから5000倍!って、なんだか、もう見当がつかないけど、うかつに近づいちゃいけない事だけは解りました!!

えっ、この先っぽチップは取り換え式なの?
へー、汚れたら電気の通りが不安定になっちゃうのねぇ。
だから、ロボットが自動で削って綺麗にして、小さくなったら職人さんが取り換えるんだぁ。なかなかのコンビプレーをしてるんだなぁ。感心。

んー!公式。ちょっと苦手。電流を流したときに生まれるジュール熱っていうのをコントロールして、接着剤もネジも使わないで鉄をくっつけるのね。

なるほど、ここでシビアになるのが「抵抗」って奴ね。だから、鉄を繊細にプレスする事が大事なのね!溶接の為にはプレスは超大事!よし!うん、解った!全部が難しいのリレーだという事が解った!

鉄が溶けて「ナゲット」が出来て、まあるい痕(あと)がついた部分が「スポット溶接」の証ね。
一台の車で3000~6000打点もあるんだって!凄い数だね。
約450台のベルソニカのロボット達も、ロボットを扱う職人さん達も、本当に頑張ってるなー。

それより、ジュール熱は調理器具にも使われてるんだって。私も「ナゲット」食べてるだけじゃダメね。頑張ってコツコツ打率上げなきゃ。少しは理科の勉強を頑張ってみようかなぁ。

電気の流し方には、いろいろあるんだって。一定の時間の中で少しずつ電気を通したり、何度も繰り返したり。博士達が研究して、最適な流し方でくっつけるんだって。
薄い鉄もあるし、厚い鉄もあるし、3枚を一緒にくっつける時もあるし…
奥が深いけど、なんだか成功した時は気持ち良さそう!

んー。博士達もすごいなぁ。みんなが頑張ってくれてるから今の生活ができてるんだなぁ。なんだか、身の回りに「ナゲットのまあるい痕」がないか宝探しをしたくなっちゃうな。

「ナゲット」食べた後だけど。


プレスで作られた部品同士をくっつける加工が溶接です。接着剤やネジなどを使わずに鉄同士を溶かしてくっつけます。スポット溶接という方法では、くっつけたいポイントを銅の電極で挟み、電気を流し発熱させて溶かしてくっつけます。鉄は約1500℃で溶け始めます。発熱させるには電気の力・挟む力・時間を絶妙にコントロールしてちょうどよい熱量にする必要があります。また、溶接品質にはプレス加工した製品の精度が大きく影響します。溶接するポイントに隙間があったり、平らでなかったりしては良い溶接はできません。プレス技術、溶接技術が融合して良い車体骨格部品を作りあげていくのです。一点の溶接に掛かる時間は1~2秒ですが、短い時間で確実な溶接をするために技術者が細かく条件設定をしています。ベルソニカでは良いクルマづくりのために僅か1秒の加工にも魂を込めています。


ベルソニカのパートナー企業スズキ株式会社ではくるまづくりを知ることが出来る「スズキこども質問箱」を公開しています。こちらのページも是非ご覧ください。 

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